カップ麺は、防虫剤や芳香剤など、においの強いもののそばに置くと、そのにおいが移ることがあります。
これは、私の思いつきではありません。日清食品グループが、自社のサイトで注意を呼びかけている話です。
こんにちは。りけいパパ(理系博士)です。
9歳と5歳の娘を育てながら、共働きで暮らしています。有機化学の研究者でもあります。
結論から言うと、こうなります。
- 日清食品グループは、インスタントラーメンを「においの強いもののそばで保管しないでください」と呼びかけています
- 例として挙げられているのは「防虫剤」「芳香剤」などです
- 衣替えで防虫剤を出し入れする今の時期は、買い置きのそばを一度見てみるのがおすすめです
メーカーの注意書き:「においの強いもののそばで保管しないでください」
日清食品グループの「日清食品グループからのお願い」には、こんな見出しがあります。
「においの強いもののそばで保管しないでください」
本文は、次のとおりです。
「インスタントラーメンは直射日光の当たらない常温の場所で保管してください。また、「防虫剤」「芳香剤」などのにおいの強いものと一緒に保管すると、それらのにおいが製品に移ることがありますのでご注意ください。」
ポイントは3つです。
- 対象は「インスタントラーメン」
- 条件は「においの強いものと一緒に保管すると」
- 言い方は「移ることがあります」(必ず移る、ではありません)
防虫剤のにおいは、なぜ広がるのか
防虫剤については、事典にこう書かれています(日本大百科全書(ニッポニカ)、コトバンクで確認)。
「衣類や毛皮のほか、書籍や標本などの防虫剤として古くから樟脳(しょうのう)やナフタレンが使われたが、現在ではより効果の高いパラジクロルベンゼンを使うことが多い。」
「これらは常温で徐々に昇華(固体から液体を経ずに気体となること)して狭い間隙(かんげき)にまで浸透拡散する。」
つまり、これらの防虫剤は、置いておくだけで常温で少しずつ気体になり、狭いすき間にまで広がっていく、ということです。
この話を知って、思ったこと
この話を知って、包装のプラはバリア性が低いんだなと思いました。
ただ、においの成分がカップ麺の包装をどう通り抜けるのか、という仕組みは、この記事では出典で確かめていません。なので、仕組みは言い切りません。確かなのは、メーカーが「移ることがあります」と注意を呼びかけている、ということです。
わが家のしまい方:パントリーで、洗剤とかとは別
わが家では、カップ麺はパントリーにしまっていて、洗剤とかとは別に保管しています。
カップ麺ににおいが移った経験は、ありません。
ただ、この記事では、それがしまい方のおかげだとは言いません。
買い置きのしまい場所、見直すときのチェック
メーカーの注意書きをもとに、家で確かめられることを並べます。
- カップ麺・袋麺の近くに、防虫剤や芳香剤など、においの強いものを置いていないか
- 衣替えで出した防虫剤を、買い置きと同じ収納に入れていないか
- 直射日光の当たる場所に置いていないか(日清食品グループの注意書きには「直射日光の当たらない常温の場所で保管してください」ともあります)
- 手元の商品のパッケージの「保存方法」の欄に、何と書いてあるか
パッケージの書き方は、商品やメーカーで違うことがあります。いちばん確かなのは、手元の商品のパッケージです。
よくある疑問
Q. カップ焼きそばやカップうどんも同じ?
日清食品グループの注意書きの対象は「インスタントラーメン」です。カップ焼きそば・カップうどんについては、この記事では確かめていません。それぞれのパッケージの保存方法を見てください。
Q. 洗剤のそばもダメ?
日清食品グループの注意書きで、においの強いものの例として挙げられているのは「防虫剤」「芳香剤」などです。洗剤は、名前としては挙がっていません。
わが家が洗剤とかと別にしているのは、わが家のしまい方です。
Q. においが移ったかもしれないときは?
食べてよいかどうかは、この記事では判断しません。その商品のメーカーの、お客様相談窓口に問い合わせてください。
まとめ:衣替えのついでに、買い置きのそばも見る
カップ麺は、防虫剤や芳香剤など、においの強いもののそばに置くと、そのにおいが移ることがあります。日清食品グループが「においの強いもののそばで保管しないでください」と呼びかけている話です。
防虫剤は、常温で少しずつ気体になって広がるもの(日本大百科全書)。衣替えで防虫剤を出し入れするこの時期に、買い置きのそばも一度見てみてください。
感覚で買わない。データで暮らしを選ぶ。



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